2010年3月2日火曜日

言葉の定義

組織として共通言語がないってのは辛いですな。
visionとかビジネス書にあるものを真似るのはいいですが、根底にある風土とか社風というか、行動原理といったものが、なければ絵に描いた餅。

ちょっとした言葉の定義や組織の存在意義がずれていれば、毎日のコミュニケーションや仕事の進め方にも、毎回ズレが生じるので、外に行く前に、中の調整などで膨大な時間とパワーをロスしてしまいます。

「クライアントって誰の事?」「ここって何をする部署?」

といったところから、「意見なのか感想なのか、事実なのか」こういったことを会話できる土台がなければ、感想だけで仕事を進めてしまうこともありえます。
得てしてこういう悩みをもつということは、悩めるだけ組織として土台がしっかりしていて、キャッシュも回っているから贅沢な悩みといえば悩みなのです。新規事業などでは、そんなこと気にしておられず、もう事実だけで回していかないとあっという間に潰れてしまいます。

でもそういうポジションではなく、うまく回っていけるだけの商品力やクライアントからの期待があるのであれば、それを存分に活かしたいと思うのですが、なかなかうまく行かないものです。


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