2010年7月29日木曜日

仕事のレベル

今日は、親しくしているクライアントを訪問。

先日広告会社10社以上から受けたプレゼンの中身を見せてもらいました。
率直な感想は「広告主・広告会社とも、このレベルでやっていたのか・・・」と感じざるを得ない内容でした。
これで10億とか20億円とれる時代があったのですから、一度これを味わうと、絶対抜け出せない世界だとも感じます。

まずは、発注者側の「オーダーのレベル」これはこれで、言葉の定義・GOAL設定が不明確かつ、複数の全く違う項目が入っているので、これに応えようと思ったら、通り一辺倒な答えになるのは当然。

広告会社側の内容は 広告主と同じく①言葉の定義が不明瞭、または確認の不徹底②因果がはっきりしない提案内容(ロジカルではない)③クライアントのビジネス、そして現状への理解が浅い
と感じました。

読んでいても「なんでそこにつながるの~~~」というくらい、各社見事にTV・有名サイトでのバナー広告。そして効果指標は「利用意向・態度変容調査」。
提案の流れがスムーズではないですし、その指標で本当にクライアントの抱える課題が解決するのか?
といったイメージが全然湧きません。

色々なものが、自動そして、簡単にできるようになってきているので、どこに「価値」を出すのかを考えなくてはいけないなと強く実感。「付加」価値の付加なんていらないので、何が「価値」なのか?人が介在する価値が何なのか?安く仕入れるのも価値の一つですが、それが必要とされているのか?
う~~~ん、考えさせられたな。

自分の提案も「独りよがり」になっているかもと、嫌な汗をかきました。

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