2010年6月11日金曜日

大企業病

幸いなことに自分の会社ではないのですが、目の当たりにするとやはり驚きます。

昔関西で営業していたときに、伸びていた会社は、出入する営業マンへの対応がうまくて、現場でも権限があったので、新しいものや面白そうなものはそこに一番に持っていっていました。
良ければ採用(受注)、ダメなときもちゃんと理由をいってくれるので、商品サイドにフィードバックもできるので、こちらとしても非常に助かるお客様でした。
ふっと営業帰りに思ったのは、「俺意外にも少なくとも50人くらいは営業にきている人はいるだろうな~。50人がそれぞれの会社・業界の最新情報などを持って来てたら、そりゃあ競合より強くなるわな」

今日はその真逆です。
日本有数の会社で就職ランキングでも常に上位にいるような会社ではありますが(所詮学生ランキングですが)、責任をもってやっている人が誰かわからず、戦略も見えずという状態がつづいていたので、昨年夏以降は、時間がもったいないのであまりお邪魔していませんでした。
最近、お呼びがかかったので、色々聞いていると「今年は会社全体としてやります、なので、0ベースで意見がほしい」。話半分に聞いていたので、軽い資料を作って話をしましたが、その後の対応は相変わらず・・・。その会社がターゲットにしているところの動きを知っているだけに、軽い資料ですらこの反応ではダメだなと。結局誰が本気なのか?誰が決めているのかがない状態だと、パワーが掛かる割りには身入りが少ないので、誰もが足を遠のけます。
かといって自分でやるというような気配はないんだよな~~~。

私以外の営業も、きっと3番4番くらいの優先順位で情報を持ってきているでしょうから、スピード・質ともに競合より劣った内容のものしかもらえてないので、危機感持った方がいいともいますが、なんとかなると思っているのでしょうね。

くわばらくわばら

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