2010年8月12日木曜日

国の度量

ある大使館の方とランチ。

その国は政府の主要機関であっても、民間からも登用するし、外国籍であっても登用する。そして、そのことが話題にすらならないくらいに当たり前。結局「何をして、どんな結果を残すのか?」が重要ということのようです。
そのかたも、英語はもちろんできるものの、決して日本で役人をやっていたわけでもないし、アメリカに心酔しているわけでもない。そんな彼を雇用したことで、彼からすると「こんなキャリアの俺を雇うってどんだけ度量が大きいのだ」と驚きと尊敬の念を持ったようです。そして、彼の2段階くらい上の上司で、日本だと事務次官クラスに当たる人が、ベンチャー出身の女性だそうです。

日本で言うと、「ニコニコ動画」とか地方のケーブルテレビの担当者が、外務省の事務次官になるようなもの。
人材の流動性、投資度合いなどに大きな違いを感じました。

日本が危ないとか、危機的だと言われても、実感がないのが正直なところでしたが、そういうダイナミックな登用ができるというところには大きな違いと危機感を感じました。
特に政治家や役人をみているとそう感じます。

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