2008年10月6日月曜日

言語化

最近、よくできた「営業マニュアル」を見せてもらう機会がありました。
「そんなことまで、書いてあげないといけなくなっているのか?」
と「最近のわかいもんは」的なおじさん発言をぐっと飲み込み、資料を読み込んでいました。

内容は、ちまたに出回っている営業やコンサル、ソリューション本とたいして変わりはないですが、実体の業務に落ちているので、読んでいると営業シーンが頭に浮かびます。

入社2年目の営業マンにそのマニュアルのことを聞いてみると、「いつも言われていることが間違っていないとわかった」「照らし合わせができるのでやりやすい」とのこと。
「暗黙知」として伝えるのも大事ですが、形式知かすることで、さらに理解が深まるものなんですな。

昨晩、情熱大陸で「自然学校」の運営者が出ていましたが、「答えを教えるのは簡単。でも子供は自分で答えを出す力を持っている」といっていました。教育も結果が見えにくい部分があり評価が難しい。組織運営も必ずしもすぐに結果がでるものではない。しかも答えがあるかどうかもわからない。
マニュアルがなくても、暗黙知として伝承はされてきたものだった。マニュアル化されることで表面上の動きは変わるかもしれませんが、今マニュアルを使っている入社数年の方たちに本当に役立つかどうかは、まだまだ先にならないと見えない。

マニュアルを作った人の能力が上がるのだけは間違いないです。


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