2008年7月30日水曜日

転機

今朝、一緒に仕事をしていた代理店の若い社員の方(入社2年目)とお会いしました。
今月で退職するということで挨拶にこられたようです。

聞くと将来は自分でcafeをやりたいので、飲食関係の会社への転職を考えているとのこと。
私が2年目の時は、何も考えていなかったし、仕事もそこそこにテニスばっかりしていたので、えらいな~と思いながら話を聞いていました。

今の会社に4月に新入社員が入ってきて早3ヶ月。彼らを受け入れる体制や姿勢が怪しかったので、どうなるかと思いましたが、ルーチンで仕事をしていると思いがちな旧人たちにとっては良い刺激になっています。やはり若いというだけで存在感があります。

が、今時なのか、今の会社にくるような人たちがそうなのか分かりませんが、「我々にはない視点」といったものを感じることがあまりありません。
新人だからといって興味を持つほうではないですし、仕事上接することが少ないので偉そうなことはいえませんが、悪い意味で馴染んでしまうのではないかと心配です。
ひょっとしたら良い視点を持っているのに言い出しにくい雰囲気なのかと考えてしまったりしています。

前職の先輩が言った言葉に(いつもさらっと言いことをいう方でした)

「プロには決してならないで下さい。一消費者としての素人の視点を持ち続けるほうが大事です」

プロという言葉の定義が人によって違うのですが、当時は旅行雑誌・予約サイトを運営している部署にいたということと、彼はばりばりの編集マンだったのでこういった言葉になったのだと思います。

得てして仕事を覚えることは、「その会社の今までのやり方」を覚えるだけになってしまいがち。ただし、今までのやり方が正しいとは限りません。また変化のスピードも速くなっている中で、過去のパターンに落とし込むことより、今の実態に応じた対応ができるかどうかが組織としての強さになる時代だと思っています。
そんな中、今までのやり方に浸かっている旧人にはない「素人視点」を一番持っているのは新入社員。スキルなどは旧人に勝てるわけはないので、素人視点で刺激を与えるのが彼らの仕事だと思っています。高校・大学の部活でもずっとそう思っていました。尖っている奴大歓迎。組織は落ち着くと腐り始めると漠然と感じていましたので、尖ったパワーがある奴が1人でもいると凄く組織に刺激を及ぼします。
私のようなおっさんが尖っているよりずっと前向きな刺激が生まれます。

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