2008年6月29日日曜日

癌を取り除く

あなたの職場のイヤな奴

5年ほど前に、ある部署に異動した時のこと。今までの職場では、コミュニケーションが高いレベルで取れる先輩や同僚に囲まれていたらしく、自分の会社の人とはガチンコでぶつかることができるものとばかり思っていました。
それが、ある程度出来上がっている部署に、意気揚々と乗り込んでいったこともあり、最初から先輩にもがんがん意見をぶつけていました(私の役職が比較的年次が高い人が多かった)。そこから意見がぶつかりより良いアイディアがでるとばかり思っていましたが、結果的には感情的な反発を受けただけでした。
その後も、その部署では良い意味での苦労を重ねましたが、何より一番大事だと感じたのは「組織にいる癌には早く出て行ってもらうこと」でした。ビジョンを作るのも大事、良い人材を雇い入れることも大事。研修も大事。戦略は?
しかし、それらを幾ら良いものを作ったところで、一人のクラッシャーがいると全てが滞ってしまう。
上記の本はアメリカではかなり過激なタイトルがついていたようですが、書いてあることは同じです。

この本にも書いてありましたが、癌になる人は大抵自分がとびっきり優秀だと思っています。
私がいた職場にもいましたが、彼が幾ら優秀だとしても所詮は会社が用意してくれた枠の中でのこと。しかも私の感覚ですがせいぜい50%増し程度。しかし、その人がいることで、周りの人間のパワーが大いに落ちる。一気に半分以下に落ちることもよくあります。だいたい5人~10人くらいがそうなるので、その人の50%増しの成果なんて一気に消し飛んでしまいます。

そういう人にしっかり対応するのもマネジメントに仕事なのですが、どこの会社もうまくいっているという話は聞いた事がないです。そういう話ができるだけの余裕がある会社はましなのかもしれませんね。

0 件のコメント: