2008年11月15日土曜日

養老さんってなんの先生だっけ?

「バカの壁」はあなた自身です

もはやなんの先生だったか分からなくなってきました。昆虫好きという無駄な知識だけが残っています。

「いくらたくさん「情報」を集めようと、それはすべて「過去の積み重ね」「済んでしまったこと」にすぎません。それだけを眺めていても、未来に起きることを見越したり、新しいことを発見したりすることはできないのです。」

「情報をたくさんかき集めて未来を見据えているつもりで、後ろを向いたまま歩いている自分。これがあなた自身の「壁」なのです。」

わかります。この10年近くよく議論し、遊んでいる友人達とも「突き詰めていくと、人事とか営業なども同じところに落ち着くね」といっていたことを思い出しました。メンバーには、私のような「やまっけたっぷり営業系」と、「落ち着き人材系」などに加えて、フリーランスのものなどもまじっていました。
営業に必要なもの、人事に必要なものなどを考えていくと、結局お互い使っている言葉が違っているだけでいっていることは一緒だということがよくありました。

上記の養老さんのコメントもそう思います。医学部の先生としてなのか、どんな立場からか分かりませんが、昨今はやりの「ロジカル」「問題解決」というのもまさに上記と同じもので、それがあれば全て物事を解決できると「頭の中」で解決できると思っている人が随分多くなったなと思います。

上記のコラムと違って、「ロジカル」「問題解決」は絶対に必要です。ただし、あくまで「過去の整理、パターン化」に過ぎないということを分かった上で、うまく活用するべきです。養老さんのいうように、過去を分析してできた「ロジカル」が、これからの未来に対して通じるかどうかは、やってみないとわからないので、仮説立て、try、さらに仮説立てを早く、そして臨機応変でやれるかが肝になるのではないでしょうか。
会社にずーといって、データをいじくりまわしている人が、「戦略」と呼ばれるものを立案し、現場と理屈だけではなく、心も乖離してしまって、うまく立ち行かなくなることはよくあることです。
それを立案している人ほど、「自分は頑張っている、なんでうまくいかない」と気づいてないことが多いのも特徴ですね。


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