ダラダラ会議が現場のスピードアップを生む
日経BPの記事に出ていました。あるバックという会社の事例でWBSでも日経ビジネス本誌でも取り上げられていました。
ここの会社は真空技術を使った製造装置で世界シェア9割もある会社です。
会議の様子は経営幹部のものでしたが、週末に朝9時くらいから夜の7,8時くらいまでびっちりやっていたはずです。
記事を読んでみると「だらだら」というのはマスコミ的な受けやすい表現で、会議基本として「その場で決める」「関係者は参加」「言いたいことはその場で言う」という暗黙ともいえるルールがしっかりと行き届いているようです。この暗黙知が一番大きいように思います。それがないのに形だけ真似をしても、TOYOTAの「何故?と五回聞く」という単純なことをどこの会社も真似ができないのと同じような状態になると思います。
私も「ロジカルな会議」「スムーズな会議」は会議ではなくて「報告・共有」という名の、時間つぶしであることが多いと思っています。ロジカルに進められるような案件であれば、資料配って確認すればいいだけ。
「会議」の言葉の意味ですが辞書によると 「(1)関係者が集まり、討論・相談や決議をすること。また、その会合。」とあります。私の解釈は読んでそのままで「会って議論すること」と思っています。
ファシリテーターやロジカルシンキングを習った人は、その覚えたテクニックに固執する傾向もあり、結局何も生まれないけど、時間通り・議事録ばっちりの「会議」だけが増えているように思います。
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