モー娘シングル全曲収録ベスト盤発売
やっちゃったな~~~。ベスト盤を出すと、瞬間風速をあげるにはいいんですが、その後の通常盤が売れなくなるという相当のリスクを抱えるんですよねー。
「ベスト盤どうせでるから、そんときに買おう」
という心情になります。
私は「通常のアルバムはベストの気持ちで作ってないのか?」とうがったみかたをしてしまいます。
ベスト盤を出した歌手(アーティストとはいいたくない)のその後の売り上げを誰かおっかけてくれないかなー。
本来は、色々なヒット曲がたくさんでて、その中から厳選して「ベスト盤」にするのがbest!!
今よくあるベスト盤は、ヒット曲は1,2曲で、あくまでプロモーションの一つとして、キャッチの一つとして「ベスト盤」を使っているだけで、そうなると1回は通用してもユーザーがしらけちゃうんですよね。
どうなることやら。
最後の稼ぎチャンスと考えればありかな?
モー娘。も最後か!?
1 件のコメント:
久しぶりのカキコミです。
最近は事情が異なるかも知れませんが、僕がアメリカのヒットチャートに興味を持ち出した頃、アルバムというものに対する考え方の違いに驚いたものでした。
日本の多くの歌手の場合(商業価値がある歌手ほど)、シングルを発売してすぐにそれが入ったアルバムを出し、そして数年でベスト盤。
アメリカでは、アルバム発売と同時にシングルを1枚発売。
その後、アルバムの中の曲に対するラジオ局へのリクエストやライブでの反応を見て、セカンドシングル発売。(もちろんアルバム作成段階においてある程度シングルカットの順番は決められるようですが)
こんな感じで1枚のアルバムから数枚のシングルを発売していきます。
アルバムを売るということが絶対の前提にあり、1枚目のシングルはアルバムのプロモーションとして派手かキャッチー(死語)なものであることが多いです。時に、アルバム全体のバランスを崩している場合も。
2枚目以降のシングルは、ついでに、2匹目のドジョウ、のような感覚を感じることもありましたが、でも2枚目以降のシングルは佳作が多く、アルバムのコンセプトやアーチストのメッセージ色が濃いものが多くありました。
何ヶ月もかけて作るアルバムを大切に、アルバムこそがアーチストの本領であるのだという思いが見えたものでした。
そんなアルバムを積み重ね、数多くのシングルから厳選されるベスト盤は、もちろんビジネスではありますが、アーチストが自分を振り返るポイントであったり、新しい音楽性(本来やりたかった音楽という場合も)で活動するための、過去への決別という意味合いのものまでありました。
日本の歌手のベスト盤は軽いとよく感じます。
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