2007年9月17日月曜日

コンビニのDNAは改革

どうもHERO'Sがプライドに比べて、燃えない思いを感じながらチャンネルをいじっていると、カンブリア宮殿が始まっていました。
今日のゲストはローソンの新浪さんでした。
確かNHKのプロフェッショナルに出られていたときにも見たのですが、プロフェッショナルの場合は「組織」とか「気持ち」という「プロジェクトX」のようなつくりだったのに対して、今回はどちらかというと「企業戦略」に近い話になっていました。テレ東株主の日経新聞の意向なのかな?

新浪さんの話は、NHKのときでもそうでしたが、特に誇大な話をしているわけでもなく、かといって目先の話をしているかというとそうではなくて、現実をしっかりとみながら「先を見ている」感じがしました。
彼が言っていた言葉の中に「コンビニのDNAは改革である」というものがありました。
いいですね~。心に響きます。

コンビニの雄セブンイレブンの鈴木さんも、当初は大反対の中で始めたとか。
「当時、イトーヨーカドー社内では、日本におけるコンビニ事業の将来性に懐疑的であったが、これを推進した鈴木敏文が、失敗時には自己が保有するヨーカドーの株式で穴埋めをすることを条件に、イトーヨーカ堂のオーナーである伊藤雅俊の了解を取り付けた」

どの会社も、少し業績が上がってきたり、規模が大きくなってしまうと、こういった「思考の壁」には絶対ぶつかります。「昔はこうだった」というだけで動かない人や、逆に「ここが上がり」といった感覚をもって入社してくる人も増える。
そういうときにどれだけDNAをしっかりと意識して、少なくともDNAを受け継いだないしは持った人を残していけるかがキーになる。
彼のいう「DNA」というのは、表立って目に見えないものなのですが、企業の核になるものでもあるので「生き続ける」ためには非常に重要な点だと思います。

そのDNAも商品となって目に見えるものにしたり、形に残していくことで受け継がれていくのでしょうか?そう考えると昔の「伝承」という仕組みも凄いものだな。

これについての最近の迷いが2つ。
以前お世話になった会社をみていて思うことなのですが、やはり私が入社した当時などに比べると人材が小粒になった感はあります。が、その会社の社史にもあたる冊子を読んでみると20年以上前に「昔に比べると動きが鈍くなっている」って言っている人がたくさんいたようです。
迷いの1つがこれで、
「そういうことを言う人がいるのが正常」ないしは「そういわれながらも実はいけてる」
のかなと。20年以上前に「今のままではだめだ!!」といっている人の10年くらい後に私は入っているわけで、でもかなり刺激的な人がいたように思います。でももっと前の人からするといけてないんだろーなー。

もう一つは、企業として次のステップにいくということ。
私がお世話になっていたころは、部署としてもこれから新しいことをするというステージだったこともあり、多くのメンバーも「新しいことをする」という気概に溢れていた。
しかし、今は多くの事業が「昔ほど影響力はないが、黙っていても稼げる」ステージにあり、会社として「そこそこ優秀でやることはやる」という人の配分を多くすることで、しっかり稼ぎきるという会社にするのも大いにありだなと。
特に答えはないですが、自分がかかわる組織は「おもろい組織」で「人も刺激的」な組織にはしたいな。

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