2007年9月16日日曜日

田舎暮らし


旅行とは異なるふれあい「おためしライフ」

観光というと、数泊泊まるだけのものが殆どですが、観光の究極の形が「移住」だと思います。
北海道の田舎体験プログラムからは始まったもののようですが、20日間くらい住んで、その土地を体験するというものです。地域のファンを作りながら、ゆくゆくは移住を狙っていく。
都会の人からすると、田舎暮らしへの不安があるなか、長期滞在してみることで不安をへらす効果もある。
なかなか面白い形だと思います。マンションのような一生の買い物を「建てる前に買う」という行為をいまだに信じられない私にはぴったりの企画です。

観光の場合も、「都会の人=ユーザーと、現地の人」の持っている要望やイメージがずれていることが多く、都会の人が持っているその土地への「期待」と、地元の人が考える「地元の良さ」や「自らの住み心地」というのは往々にてずれています。
これが都会の人の「期待」にあわせるのだけがいいのかというとそうではないわけで、そこは薄っぺらい演出でごまかせるものでもなく、地元の「素の良さ」というものを見極めながらも、ユーザーの期待にこたえる、ないしは上回るという職人のような作業が必用になってくると思います。

昨日参加したイベントでは、旅行業界の人と久しぶりに盛り上がった議論をしました。
「旅行は発地(出発する場所)で頑張って情報をだしているし、一生懸命だが、着地(行った場所)で同じような熱をもって発信したり、対応しているかというとできていない」
例えると
「東京にある旅行会社は、顧客のために色々考えて企画をして、PRもする。そして、旅行に参加してもらう。しかし、現地の方たちは企画をするわけでもなく、お客がきても普通に迎えるだけ」

われわれもどこかに遊びにいくときに「あいつが青森に転勤したからいってみようか?」とか、転勤した同僚から「青森いいから遊びにきてみなよ」など人間関係でいくことも多いと思います。

まだ明確に見えたわけではないですが、地域活性という中に「着地からの情報発信」ということを軸にすえてやってみてもいいかもしれません。
YouTubeなどのプラットフォームもできていることだし、なんかできそう。

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